O脚 治し方について

O脚とはどういう状態か


人間、ある程度長く生きていると、脚の形は生まれたときとはだいぶ違ってきます。
それは、日ごろの姿勢であったり、あるいは毎日やっているスポーツなどの影響によって形成されていくものなので、よほど意識しない限りはそのままというわけにはいきません。
そういった現象は誰にでも訪れることなので、治し方とかは別に気にすることない……と思っている方がいたとしたら、それは大きな間違いです。
脚の形、向きなどは、外見を大きく左右する上に、健康状態に大きな影響を与えるのです。

そんな脚の形状や向きの中で、日本人が最も多く悩んでいると言われているのが、O脚です。
O脚とは、直立した際に両足の内側のくるぶしを密着させ、外側に10度ほど開いて、ひざの左右の内側が接しない状態を指します。
足を密着させているにもかかわらず、膝頭が広く外に開いていて、腰から足までの間がOのような形になっている状態ですね。
形がそのままOに見えることから、O脚と名づけられたようです。

このO脚、実は90%の日本人が該当していると言われています。
もちろん程度の大小はありますが、スラッと足がまっすぐ伸びている成人はほとんどいないということになりますね。
モデルさんのような人でなければ、まず見ることもないというくらいの割合です。

こういった状況なので、ちょっとしたO脚の場合は、特に気にされることもなく、治し方も特に必要ない、という人が多いようです。
その一方で、O脚の治し方についてぜひ知りたいという人も多くいます。
気にする人は気にする、しない人は一切しない、というのが、現状と言えます。



O脚の原因


O脚は、日本人共通の病気ともいえるくらい、ほとんどの日本人が該当しています。
日本人のO脚のほとんどは、大腿骨と膝下の脛骨が、共に外の方向に湾曲していて、膝も外向きになっているという形になっています。
よく考えたら、不自然な形ですよね。
そんな日本人のO脚の原因は、単に日本人の体型がそうなっているというわけではありません。
一番の要因は、生まれてすぐの時にあります。

日本人に限ったことではないでしょうが、子供が生まれると、親はすぐいろんなことをさせようとします。
その中でも特に、まるで早さを競うかのように、すぐ歩けるようにしたがります。
「あんよがじょうず」なんて掛け声と共に、歩かせようとする光景はよく目にしますよね。
人間の心理として、あるいは親の心理として、一刻も早い子供の成長を促すのは、自然の行為と言えるでしょう。
しかし、これがO脚の原因なのです。

まだ骨がやわらかい状態で歩かせようとすると、成長が十分ではない部分にどうしても負荷がかかります。
子供の場合、大抵は脚の内側が未発達です。
よって、内側に体重がかかり、さらに内側の骨が成長しなくなります。
この結果、外側ばかり骨がすくすく成長し、結果、成人になってもO型の形が残ってしまうわけです。

こういった状況が顕著になると、治し方というのはなかなか難しくなります。
O脚の治し方には適切な方法がありますが、それにも限度がありますから。
治し方の選択肢を広げるためにも、幼少期の子供の体型には十分気を配る必要があるでしょう。



O脚になっていく過程


O脚そのものは、実は病気や不自然な状態というわけではなかったりします。
なぜなら、人間は生まれた時はO脚だからです。
胎内で脚の外側が先に発達していく理由があるのか、胎内の形状に沿った成長をしているのかはわかりませんが、みんな最初はO脚なのです。

それが一度、2歳の頃に変化します。
あまりにも早く歩かせようとしすぎて、外側ばかりを鍛えているという状況でなければ、基本的にはX脚になるようですね。
つまりは内股です。
保育園・幼稚園児の頃は、内股の子供が数多くいますが、それは自然なことなのです。
そして、小学生に上がる頃には、徐々に正常な形になっていきます。

ただ、この幼少期の躾や過ごし方によっては、そのままO型という子供もいます。
骨の柔らかい幼少期こそが、O脚の原因だからです。
特に座り方はとても重要で、横座り、ぺちゃんこ座りといった座り方はO脚の大きな要因となります。

つまり、治し方としては、幼少期の親の躾こそが最も効果的な治し方といえるのかもしれません。
それが実行できるならば、それに勝る治し方はないでしょう。

O脚の主な原因をまとめると、「内股歩き」「横座り」「ぺちゃんこ座り」「片足立ち」「猫背」あたりです。
バランスの悪い体重のかけ方が一番危険です。
よって、ハイヒールのような明らかに正常ではない体重のかかり方をする履物や過度な運動はご法度です。
こういった事を子供に押し付けないよう、親は細心の注意と心構えをもって子供と接するようにしましょう。



O脚の弊害


O脚には、さまざまな弊害があります。
でなければ、そもそもO脚などという呼ばれ方もしなかったかもしれません。
ただの体型のひとつとして、使われることなく廃れて行く言葉だったでしょう。
しかし、今ではO脚=ダメなもの、ダメな状態というのが一般的な認識ですよね。
治し方を聞きに病院に行ったり、治し方を調べようと躍起になっている人が数多くいます。
O脚ではない人にとっては、何でそんなにムキになって……と思っている人がいるかもしれません。
が、当然それには理由があります。

O脚の一番の弊害は、見た目ではありません。
もちろん見た目的にも多少は弊害となるケースもあるでしょう。
しかし、よほどひどくない限りは、見た目にそれほど問題はないでしょう。
女性の場合はスカートを履く人も多いので、脚は隠れてしまいますから。
(O脚を隠すためにスカートを履いている人も多いようです)
それ以上の弊害は、ズバリ「痛み」です。

O脚は、ひどい状態になると痛みを伴います。
というのも、普通に立っているだけで、足の一部に不自然な体重のかかり方をするからです。
基本的には膝の内側にかかる負荷が相当なものになります。
こうなると、当然健常とはいえない状態になるでしょう。
こういった痛みから開放されたいという理由で治し方を求める人が一番多いようです。

また、O脚は何も外見や足の痛みだけが弊害ではありません。
体全体に大きな悪影響を及ぼします。
たとえば、足のバランスが悪いと、腰が悪くなります。
体重のかかり方がアンバランスだと、その全体を支える腰にダメージが来るのは当然です。
腰が悪くなると、体調は悪化しますよね。
よって、体全体に悪影響が出てしまうのです。



O脚の種類1


O脚と一言で言っても、全てのO脚が同じ形とは限りません。
典型的なO脚もあれば、更にややこしいものもあります。
基本的にO脚との定義とは、くるぶしを合わせた状態で膝上、膝下、またはその両方に空間ができている状態を指します。
つまり、腰から膝、膝から足首、またはその両方において、脚が外側に曲がっている状態の事です。
よって、膝上に空間ができるのか、膝下に空間ができるのか、その両方なのかによって、O脚でもまた違ったものになるという事ですね。

O脚の種類が変われば、治し方も変わってきます。
とはいえ、基本的な部分は変わりません、
程度による変化と同じです。
どの箇所の骨が矯正対象となるか、どことどこをくっつけてあげるかなどの細かい部分での治し方が変わってくる事になります。

O脚の治し方は、マッサージ治療院などで教わったり、インターネット上で探したりする事で知ることができます。
ただ、もし間違った方法で矯正してしまったら、足の形がより歪になり、体に対してかなり悪い影響を与えてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
それをしっかりとする為にも、O脚の種類には気を配る必要があります。

素人の矯正は危険ではありますが、わざわざマッサージ治療院に通うだけの時間もゆとりもないという人が多いかと思います。
そういった人たちは、自分で矯正するしかありません。
正しい矯正の仕方をマスターして、一刻も早く万病の本とされるO脚を脱し、健康な体を手に入れましょう。